パワーポイントのホントにフォント 2(文字のデザイン・レイアウト)
「フォント」の一般的な基準についてお伝えしたのが、「パワーポイントのホントにフォント 1」でした。
「パワーポイントのホントにフォント 2」では、さらに「文字」の見栄えを良くする「技」をお伝えします。
「スライドを見やすくする」という事は、聞いている人の脳に負担をかけずに、「伝わりやすくする」という事につながり、➡ スピーチが聴きやすくなり、➡ 理解しやすくなり、➡ 記憶に残りやすく、➡ 気になり、➡行動に移しやすい。という事につながっています。
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- 行間・余白
- 黄金比率
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パワーポイントのホントにフォント 2(文字のデザイン・レイアウト)
行間・余白
適度な余白のある文章は、スライドを見やすくする効果があります。
スライドの上下左右の余白も必要ですが、文字の行間についてお話します。
まず、スライドを文字だらけで埋め尽くさないことも必要です。
基本的に「1スライド1メッセージ」です。
箇条書きや短い文章にまとめることも必要です。
そして、行間も少しあけます。
箇条書きに短い文章を組合わせたら、同じグルーブは1つのまとまり(ブロック・かたまり)に見えるようにし、次のグループとは少し行間をあけると、書いてある関係性も一目瞭然です。
このことを、「グルーピング」と言ったり、「近接」と言って文字のデザインのスキルとしてあります。
このスキルを覚えると、普通の文書を書く時にも応用できて、「出来る人」と、周りに印象を与えることができますよ。
操作は、講座の中でご紹介しています。
黄金比率
黄金比率って何のこと?って思いますよね?
実は、スライド内の文字の大きさの遷移の事なんです。「ジャンプ率」ともいいます。
例えば、「タイトル」、「見出し」、「本文」とあったら、文字が小さい方から大きい方への比率の事です。
- 【1.5倍 ➡ 2倍のジャンプ率】
本文が24pt ➡ 見出し36pt(本文24×1.5倍) ➡ タイトル48pt(本文24×2倍)
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最小フォントサイズが24ptが望ましいとお話していましたので、このような倍率になります。
本文が28ptなら…
本文が28pt ➡見出し42pt(本文28×1.5倍) ➡ タイトル56pt(本文28×2倍)
もし、ちょうどよいサイズがない時は、おおよそのサイズで構いません。
参考にしてみてください。
見やすいスライドって、必ず図形や写真を入れたり…ってわけではないのです。
文字で表現しないといけない内容って必ずありますから、
その時に「近接(行間や余白)と黄金比率(文字のジャンプ率)」の合わせ技ができると、
1ランク上のスライドが出来上がりますね。