伝わるために、聞き手の状況を知る。「話の2割しか残らない現実」

伝わるために、聞き手の状況を知る。「話の2割しか残らない現実」

YouTubeをはじめ、動画コンテンツなど様々あり、ご覧になっている方も多いと思います。

特に、この動画を見る!と決めてない時は、流し見をすることがあると思います。

その時、人はひと番組当たり、平均どのくらいの時間をかけると思いますか?

実は、通りすがりの視聴は平均で、2~3秒なんだそうです。

自分の動画だったら…と、少し悲しくなりますよね?

先日、これは現役のテレビアナウンサーから聞いた話です。話を聞いてとても共感したので書いてみます。

他にも、驚愕の情報がありました。ある意味ショックでした。

しかし、考え方によっては、説明(プレゼンテーションやセミナー)をする人は、このことを前提にしておけばいいのです。

その一部をお伝えしますね。

 ◆ 話の2割しか聞き手は理解していない

 ◆ はぶく・削る

伝わるために、聞き手の状況を知る。「話の2割しか残らない現実」

 

 ◆ 話の2割しか聞き手は理解していない

相手に聞く気持ちがないわけでなく、聞く気持ちがあって聞いても次の瞬間に忘れている経験はあるのではないでしょうか?私たちの脳は、生きていくうえで不要と判断した情報は次から次へと消去されるようにできているのだそうです。そのため、どんな重要な事も聞き手の脳が必要と判断した箇所だけしか記憶していません。

・・・という事は、説明は「そもそも聞いてもらえない」、「良くて2割程度しか聞いてもらえない」ということを前提にしておく必要があります。だから、悩むことも、腹を立てる必要もないのです。少し気が楽になりますね。

だから、2割の記憶に残るようにするためにすることに力を注ぎましょう。

「言葉の説明はわかりにくい」・・・とスピーチのプロですら話しています。情報は視覚と聴覚から入る。このこともプレゼンテーションと一緒です。

だから、視覚的な情報として、「脳に負担をかけないスライドが必要」なのです!

「具体的なイメージ」をさせるかがポイントです!

 ◆ はぶく・削る

相手が2割しか受け取ってくれないのなら、伝える内容を絞らなければなりません。たくさんの情報を詰め込むのではなくいかにポイントを絞り、「最低限、これだけは伝えたい」ことをピックアップすることが、上手な説明の条件です。

最近、わかりやすい具体例がありました。

A: 皆様には、窓がなく、換気が難しいようなビルの一室などの狭い空間、 さらにライブやスポーツイベントなど多くの人が一堂に集まるような場所、 そして、非常に近い距離での会話やコミュニケーションなど、 こういった状況を避けるための行動をとっていただくようにお願いいたします。

B:「密閉」、「密集」、「密接」。この3つの「密」が重なる場面を避けるための行動をお願いいたします。

AとBを比較してどう思われますか?

Bのシンプルで、リズムの良いフレーズにまとめたことで、一気に世間に拡散しました。

削る作業は説明のスキルであり、スライド作成のスキルでもあります。

まとめると、聞き手はこちらが説明した内容の2割しか理解できません。 そのため、要点を絞れるかが重要です。

この2点を意識するだけで、かなり説明上手に近づけます。

 1.上手く説明したいなら要点だけ  2.シンプルに短く伝える

聞き手が求めているのは、今すぐ役立つ説明なのです。

引用文献:総合法令出版  石田一洋 著  「説明の技術 一生モノの伝え方が身につく」